子供の頃に見た印象的な悪夢によって、人格ってある程度決まっちゃう気がする。
二十年以上経っても未だにそういう夢は記憶に焼き付いていて、行動を規定している気がするんだよな。純粋な悪夢は、人の心の中で石のように固まって、そこから常に人の行動に影響を与え続ける気がする。ある意味、人は悪夢によって調教され、悪夢の曳航に従うことになる。
我々は時に、そんな純粋な悪夢の影響によって、やってはいけないこと、やるべきこと、そういうものを学ぶことになる。
純粋な悪夢を見て、それを分かりやすく理解して、次の行動に役立てること。そういう営みが人を人たらしめる気がするんだよな。気合の入った悪夢見ろよ。