2020-10-07

マッチングアプリ売りの少女

年の瀬も押し迫った大晦日の夜、小さな少女が一人、寒空の下でマッチングアプリを売っていた。マッチングアプリが売れなければ父親に叱られるので、すべてを売り切るまでは家には帰れない。しかし、街ゆく人々は、年の瀬の慌ただしさから少女には目もくれず、目の前を通り過ぎていくばかりだった。

夜も更け、少女は少しでも暖まろうとマッチングアプリ自分登録して、暖かいストーブ七面鳥などのごちそう、飾られたクリスマスツリーなどをくれる男とマッチングした。

新しい年の朝、少女マッチングアプリ相手の男の家で幸せそうにくらした。

めでたしめでたし

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