子供の時の親のことを思い返してみると大層倹約していた。たまにあった「豪華な食事」のレベルも本当に一人頭数千円とかで、今の俺からすると毎日でも食えそうなものだった。ただ当時は本当に豪華に感じていた。今の俺の豪華な食事は一人頭数万円程度だ。一人頭数万円の食事なんか昔はしたことがなかった。
ゲームを買ってもらうのも一苦労だった。今は何も考えずに数万円の端末を買い、6000円くらいのタイトルを買ってるが、昔は誕生日プレゼントだったりなにかのご褒美だったり特別なものだった。
昔のレベルで特別と感じていたものが何も考えずに手に入る、つまり日常になっているということは生活レベルの進歩だなあと感じることがある。「当たり前」と感じることのレベルの違いは生活レベルの違いだと俺は思う。