■駆け込み乗車より駆け抜け下車が危ない
鉄道の乗車マナーとして駆け込み乗車の危険性は世間一般的に良く周知されていると思うけど、これよりも「駆け抜け下車」はあまり注目されていない。
駆け抜け下車とは、一言で言えば電車の扉が閉まる間際に、降車客が車内からホームへ猛ダッシュで走っていくことである。
電車に乗っていると、たまにこの駆け抜け下車に遭遇することがある。
車内で座席に座って、ウトウトと眠っている人がいる。
電車が駅ホームに到着して扉が開き、しばらくすると発車ベルが鳴って扉が閉まる段階になる。
そして眠っていた人がハッとしたように眠りから覚め、その駅が降りる予定の駅だったのだろう。
座席から立ち上がって猛ダッシュで閉まりかける扉へ向かって走り出すのだ。
駆け込み乗車と違って、駆け抜け下車は車内の出来事なので車掌や駅員からは全く見えず、こっちの方が危ないと思う。
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