たとえば人体の構造からいって背骨の数が合わないとか、その背骨の数に合わせてしまったために腕の長さが長くなってしまって酷評された昔の油絵もある。しかし後から評価される。
デッサンとは現実を上手く表現する技法だから背骨の数が多ければデッサンが狂っている。しかし同時にその絵はデフォルメをしていると言い換えることもできる。
正確なデッサンには技巧がいる。それと同時にデフォルメにもまた別の技巧がいる。それぞれどれほど習熟しているか観察することができれば単純な上手い下手という話にはならない。
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