戦後の一音に一文字をあてる以前の慣習に「変体かな」というのがあって、「子」を干支のように読んで「ね」と読む慣習があった。
まだまだお元気の方にもこうした表記をするお名前の方が女性を中心にいるから覚えておくと良いぞ。
たとえば北海道には「川村カ子トアイヌ記念館」という博物館がある。もう読み方は解りますな?
あと人名に多い変体かなとして「ま」を「満」とする人も多いと思う。「し満」さんは「しま」さんだ。あと「き与」→「きよ」さんとかもあり得る。
ここで難しいのは例えば「志満」さんとか「奈津」さんは読めるのに、常用のかなに変体かなが混じるととたんに読みにくくなる点だ。