おとなはウソつきだ。いつもウソをつく。
先生はウソつきだ。いつもいつもウソをつく。
レベッカ・ボンドはウソつきだ。ウソしか言わない。
いながわじゅんじはウソつきだ。ウソばかり言う。
どうしておとなはウソをつくのか。子供をだまして言うことをきかせるためだ。おとなはいつも子供をだまして言うことをきかせようとする。
おとなのいうことは全部ウソだ。ほんとうのことなんかひとつもない。
おとなが「ほんとうのはなし」というのは全部ウソだ。
題:森のおくから むかし、カナダであった ほんとうのはなし
作:レベッカ・ボンド
訳:もりうち すみこ
出版社: ゴブリン書房
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