内田正人がこれまでに積み上げてきた人脈と、独裁政治によって鍛え上げた手駒の忠誠心が今こそ爆発する。
各界から彼を師と仰ぐ者達が、長年の隷属によりこびりついた恐怖に煽られるままに彼をサポートする側に回るだろう。
内田正人がやらせてきた不正の数が多ければ多いほど、彼と心中しなければならない奴隷の数も多いだろう。
仲間が谷から落ちれば巻き添えになって自分も落とされかねない。
それゆえに奴らの結束の固さは侮れんぞ。
もしもこれで何の反撃もないのなら、内田正人の暴走は一時の気の迷いと見てもいいやも知れぬ。
逆に、もしもこれから怒涛の反撃が始まるのなら、その大きさと同じだけ彼の経歴に闇が広がっていると考えるべきだろう。