原著では第三者による地の文なのに、所々主人公の地の文として訳されていた。原著を読む限りは主人公がそう思ったとは読めないのに、思ったことにされている。
こんな感じで翻訳されている。
原文「彼の母は秘密をバラされて、怒っていた」
翻訳「ママは秘密をバラされて、怒っていた」
翻訳では、主人公は母親がなぜ怒っているのかが分かっている訳だが、原文では主人公は母親がなぜ怒っているのか分かっているとは読めない。
日本語としてはスラスラ読める翻訳だが、これはありなんだろうか。
Permalink | 記事への反応(1) | 15:58
ツイートシェア
そういう細かな指摘を出版社に送ることで、少しずつ良い訳になっていくんでしょう。
94年出版だから、これは言っても意味なさそう。 なんで原文の書いてある意味どおりに訳さずに、意味を付加して自分で話を作り出してしまったのか。