小学校にも入っていないガキのころ、家にガラス張りの箱に入った雛人形が1体あった。
透明な板に乗ってみたい、ただそれだけでその箱に乗った。
それだけでもまずいのに、バカな俺はその箱から飛び降りたのだ。
気がつけばガラスが割れる大きな音が響いていた。
壊してしまったという思いしかなく、振り返ってその雛人形を見なかったからどんな状態になってしまったかわからない。
幸いにも俺は無傷。女の子の幸せを願う日のものに男の俺が救われていた。自分の馬鹿さで起きた事なのに。
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