■異形が行く街
人と会うどころかすれ違うのも視界に入るのも辛くなったのだが,眼鏡をかけるのを辞めるというとびきり素晴らしい解決策を見つけた.
視力0.1の,恐らく世間的には使いものにならないと評価される眼球を使って世界を見ると,人が人ではなくなるのである.
よくわからない何かが街を歩いているだけなので,うっかり誰かと目が合ってしまうこともなければ自分に対する視線も気にせずに済む.
おかげで車椅子で街に出ることが増えた気がする.あの視線を感じずにいられるのは本当に心地よい.
似た境遇の方がいたらぜひとも試してみてほしい.
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