2018-01-07

祖父からお年玉が開けられない

今年の3月学生が終わる。

毎年お正月にもらえるおじいちゃんおばあちゃんからお年玉が1番の楽しみだった。

今年、お年玉を渡された時こんなことを言われた。

「今年で最後にして〜もう不景気からさ」

元より学生が終わったらお年玉がもらえないというルールだったか別に問題はない。

想定していたことだし、なんなら今年で最後だね〜なんて軽口を叩こうとも思ってた。

思ってたんだけどさ、

なんか、おばあちゃんが笑い混じりでいったその一言がさ、胸にズシンと響いたんだよ。

知らないうちにおじいちゃんとおばあちゃんの重荷になってたのかな。

毎年たくさん入っててとっても嬉しかったんだけど、本当は無理してたのかな。

考えれば考えるほど胸が苦しくて、大好きなおばあちゃんの煮物もなんだか物悲しい味になった。

1/2にもらったお年玉は、まだ封を開けることができていない。

一体いくら入っているのか、一体いくら2人の想いが入っているんだろう。

おじいちゃんとおばあちゃんが最後にくれたお年玉

一体、いつになったら開けられるんだろう。

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