熱伝導率と、気化熱の影響です。
せともののお茶碗は、その材質の中に空気の孔がいっぱい含まれているので、熱伝導率が非常に低いのです。
そのため、茶碗は熱くなりにくく、一度熱くなったら冷めにくいという性質があります。
一方で、中のスープは液体であり、熱伝導率は茶碗よりも高い物質です。
中のスープは、水分が蒸発することで、気化熱によって熱を奪われてどんどん冷めてゆきます。
冷めたスープは茶碗の底に沈み、温かいスープは表面に昇る対流が起こることで、さらに冷めてゆきます。
こうして、中のスープは冷めてゆくのに、熱い茶碗の熱は熱伝導率が低いために、中のスープや外の空気との間で熱交換が行われにくく、
ずっと熱いままになるのです。
せともののお茶碗がチンチンに熱いのに、中のスープはそんなに熱くないことがあるのはなぜですか?
熱伝導率と、気化熱の影響です。 せともののお茶碗は、その材質の中に空気の孔がいっぱい含まれているので、熱伝導率が非常に低いのです。 そのため、茶碗は熱くなりにくく、一度...