2017-10-05

anond:20171005173704

熱伝導率と、気化熱の影響です。

せとものお茶碗は、その材質の中に空気の孔がいっぱい含まれているので、熱伝導率が非常に低いのです。

そのため、茶碗は熱くなりにくく、一度熱くなったら冷めにくいという性質があります

一方で、中のスープは液体であり、熱伝導率は茶碗よりも高い物質です。

中のスープは、水分が蒸発することで、気化熱によって熱を奪われてどんどん冷めてゆきます

冷めたスープは茶碗の底に沈み、温かいスープは表面に昇る対流が起こることで、さらに冷めてゆきます

こうして、中のスープは冷めてゆくのに、熱い茶碗の熱は熱伝導率が低いために、中のスープや外の空気との間で熱交換が行われにくく、

ずっと熱いままになるのです。

記事への反応 -
  • せともののお茶碗がチンチンに熱いのに、中のスープはそんなに熱くないことがあるのはなぜですか?

    • 熱伝導率と、気化熱の影響です。 せともののお茶碗は、その材質の中に空気の孔がいっぱい含まれているので、熱伝導率が非常に低いのです。 そのため、茶碗は熱くなりにくく、一度...

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