■失敗の続きを生き続ける人生だった
まず、この国は失敗をし続けた。
そして、その失敗の中でうちの親も失敗をした。
そんな中で子供を産むという失敗をして、そうして産まれた子供も失敗だった。
その後、親は子供の育て方に失敗し、教師も教え方に失敗し、ソイツ自身も育ち方を失敗し続けた。
更には、ソイツは仕事選びを失敗して、会社選びも失敗し、身の振り方まで失敗して、どこまで失敗し続けるレールの上から出られなくなった。
この人生はどこまで歩いても失敗の続きでしかない。
光の当たる道に戻ることはもうないだろう。
分岐点をあまりに多く通り過ぎてしまった。
今頃になって急に上手くいったとしたら、それはもう今までの人生そのものがとんだ茶番に変わるだろう。
茶番に変わってくれていい。
この地獄へと続くレールから全く別の場所に辿り着く道を教えてくれ。
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