絵も動きも不気味だったし、音楽も不穏だった
画面に映らないところに恐ろしい世界が広がっていて、それがいつ画面に現れるかわからないような緊張感があった
子供のころみていたアニメの多くは、その緊張感に慄きながらも目を離すことができずにみるものだった
ポップで楽しくてハッピーなものが増えたということかもしれないが、どうもそういうことではない気がする
重さやハードさを備えたアニメにはシリアスという呼び名がついたが、今のシリアスアニメでもああいった不気味さを備えているものはない
俺が子供の頃にみていたポップで楽しいアニメも、今放送されているポップで楽しいアニメとは異なってやはり不気味さを備えているように感じられる