手元にジェラートピケの靴下だけが残る。
誰が為のジェラートピケだったのだろう。
一人では決して着ないのに。
ガシガシ洗えて、1000円前後の、リーズナブルにして保温性の高い灰色の部屋着を着るのに。
真の主を失ったジェラートピケの靴下はもの言わぬ小動物の亡骸のようである。
こうなってしまってはパステルカラーも色褪せて見える。
誰が為のガーリートーン。
誰が為のビッグシルエット&ドロップショルダー。
誰が為の愛されルームスタイル。
ただ己の手をじっと見る。
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