2015-08-05

村上春樹が愛される理由は吊り橋理論である

吊り橋理論、ドキドキが「これって愛!?」と感じてしま理論の事です。

氏の小説が愛されるのは吊り橋理論だと思うのです。

なぜなら鼓動が高鳴るではないですか、下巻もしくは3巻の半分強を読み終わるくらいから

「これ、ちゃんと伏線回収できるのかな?」

残り10Pを残した時貴方心臓は際限なく高鳴っているはずです

「もう今から大急ぎで回収しないと無理!」

もうページは僅少。伏線回収に対する望みは叶わぬと思いつつも僅かな望みを抱き

慎重に1枚1枚ページをめくる。そして唐突に現れる

講談社文庫刊行の辞』

もう貴方脱力の余り、空の高い一点を見つめるほか出来ない状態でしょう。

でもその時、貴方は既に吊り橋理論の手の内にあり、村上春樹を愛してしまっているのです。

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