■嫁が苦手
何が苦手かというと、とにかく自信に満ちあふれていること
俺にはその根拠が全く分からないこと
そして自信たっぷりに選んだものほど正しい場合が多いこと
まあ十五も年上の俺と結婚すると言い出した時はさすがに嫁の実家は反対したし、その時おそらく生まれて初めて嫁が凹む姿を見かねて、俺は別にどこにも逃げたりしないから、ご両親の理解を得るまでもう少し時間をかけてもいいんじゃないか、と慰めたら、泣きはらした顔で「やっぱり好きになって正解だった」と無理して微笑んだのも苦手
そしてそのまま結婚したときも、子供が生まれたときも、二人目を身ごもったときも、いつも自信たっぷりに「ね、正解だったでしょ?」と俺に微笑むのが苦手
とにかく苦手
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