■30歳になった私は会社を辞めた
いつのまにか私は自分を嫌いになっていた。
私には生きる希望がなかった。からっぽになっていた。
30歳になった私は、いわゆるエリートコースを歩いていた会社を辞め、私の人生を生きる挑戦をはじめた。
そうして私はやっと、これまで向き合えなかった、本当の私と久しぶりに再会することができた。
周りからの評価や、情けないプライドに振り回されて、私は私を殺していた。
本当の私は、30歳になった今も、弱くて、子どもっぽくて、わがままで、感情的で、涙もろくて、そして人を、未来を信じていた。
苦しみ、挫折し、絶望しながらも、私の人生を生きようとする私を、今では少し好きになった。そして私の人生は続く。
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