頭の中と外を意識すること。
"言語化する"という言葉を使う人がいる。考えやイメージを伝えるものが言語、言葉であるということ。本を読み、その中に覚えたい事柄があるとき、その言葉を自分の頭の中で図やイメージに変換する。それが頭の中から言葉として取り出せれば、それは覚えていると言える。そうでなければ覚えているとは言えない。
自分にとって勉強らしい勉強をしたのは大学受験が初めてだったのだが、物の覚え方が全く分からなかったので、むやみに書きなぐることで暗記しようとしていた。なかなか覚えることは出来ず、自分は物覚えの悪い人間だと思った。
仕事をするようになって、"言語化する"という言葉を聞いて、頭の中と外を事象が行き来することを知った。それによって、何かを記憶するとはどういうことか少し分かった気がした。