スチャダラパー「彼方からの手紙」を聴き、僕はすべてを把握した。
就職活動は乗り切り、まあまあの収入と貯蓄、家族を得た。
もう若くない。仕事では評価されなかった。
会社の経営がすぐ傾くことはないだろが、徐々に厳しくなるのは目に見えている。
職場の上司、部下後輩はものすごく優秀でがんばり屋。翻って、僕はお荷物。
かといって誰も、そのことを面と向かって言ってくれない。
直接冷遇されているわけではないけれど、わかるんだ。
これから「先」を考えたってしょうがない。
自分の「ルーツ」を考えたってしょうがない。
腹が減ったら飯を食おう。
ここに来なけりゃ、僕は一生、わからずじまいで過ごしていた。
案外、桃源郷なんてのはここの事かなって想ったりした。
君も早く来たらと想う。
それだけ書いて筆を置く。
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