連日徹夜&休日出勤でまともに家に帰らないでいたら、母親が掃除をしにきてくれた。
(迷惑ならいかないけど、というので断れなかった。)
辛うじて母親が来る日の朝帰って来て、二本目の歯ブラシを隠し、風呂場のひげ剃りを隠した。
翌々日、帰って来たら部屋はものすごく片付けられ磨かれていて、母親の偉大さに恐れ入っていたら、
机の上に置き放したアルバムに気づく。
去年の秋に好きなひとと唯一撮った写真が入っていた。旅行先での。
しまった詰めが甘かったととしばらく居心地悪い気持ちでいたけど、寝て起きたらまあ見てないかもしれないしいいかと開き直っていた。
この間、久しぶりに実家に帰ったら、
ちゃんと寝なさいよ、ごはんは食べてるのといつものを言われてから、
どんな話の流れかも忘れたけど、子供だけでも早く産んでと言われた。年齢が高くなってからじゃ大変でしょって。
何を急に、とおもったけど、次の日にふと気がついた。母はあのアルバムを見たんだ。
お母さん気づいているのでは…
娘に不倫相手の子を早く産めなんて言う親いないだろ
あー、生む側の人間にとっては"子供だけでも"っていう圧力はまた重さが違うもんだなと気づかされる話だ。 男はプレッシャーあるにしても"種バラ撒けばいいんでしょ?"みたいなノリ...