2014-04-11

規則の持つ二面

表現暴力表現などは、「見たい」という強い需要と、またそれを「見たくない」という逆の需要を常に合わせ持っている。

これに対応する方法は二通りで、「選択性の付与」「内容自体への干渉」だ。

前者について、例えば「18歳未満への規制」は、「18歳以上であれば規制しない」という部分容認でもあり、規制が具体的な内容まで及ぶのを防ぐ役目もある。

「見たくない」権利保障するために、線引きを明確にし、利用者から内容が事前にある程度判別できるようにすれば、最終的な内容の選択権は作者と利用者の双方に与えられる。

逆に「内容自体への干渉」は、選択権を利用者からも作者からも奪う方法である。「見たい人」にとって大きな不満が残る上に、「見たくない人」の視界からの完全な排除結果的に難しいからだ。

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