起
2014/4/15彼らは静かに島に上陸し、強固な橋頭堡を建て、われわれが気づいたときには既に退去させることができない状況であった。
思い起こせば、金より名誉だったのだろう。汚職にまみれたものたちを追放した結果、残ったものたちは名誉を求めた。後世の残る名誉を。
そして主席は忠誠に代えそれを与えることにした。
承
われわれが軍事力を行使できないことを見越した上で、彼らは重火器を搬入し終え、そして陣地はますます強固さを増していった。
総理だけではもうどうにもならない状況ではあるが、既に同盟は形だけのようにも思えた。
転
総統は雪辱もあり、主席の軍を迎え入れた。春に勝利したものはは逃げ惑い、統領が軍事力を行使しようとしたときは島によって阻害される状況であった。
そして列島においてもサボタージュが起こり、また利を求める者たちが、総理の足を引っ張ろうとした。
その上半島においても不穏な動きが見える。
結
2015/4/4