実際に食うにも困るようになりかけたことがあるけど生活保護を受けるという選択肢は考えもしなかった。
そのときは幸い求職活動がうまくいって仕事が見つかってなんとかなったけど、そのまま収入がなければ餓死していただろうと思う。
生活保護の存在は知っていたけれど、施しは自分から要求するものではないという気持ちがあって、自分の窮地を他人にわかるように説明して施しを要求しなくてはいけない生活保護には精神的な障壁があった。
生活保護を受けるためには、その障壁を乗り越えるほどの何かが必要だけれど、被害者ぶるほどの何かがあったわけでもなく、それなりに生きてこれたのだからある程度努力してだめならここで終わりということでもいいかなという気持ちはあったと思う。