2013-02-02

「正しい」と「正しくない」、「○」と「×」の違いについて、議論したところで、最終的には「誰かが決めること」でしょう。子どもの×の答案に「正しいじゃないか」と憤る親がいるのは、「採点者」と「批判者」が別であるという事実によって、説明がつきます

何を○、何を×にするかへの考え方は、そこのブログで2年前に書かれています( 採点Q&A - わさっき)。大学の話です。

それによると、

  • 答案と正解が一致しているときだけマル,そうでなければバツ

ではなく

  • 答案が,正解語句の集合に属しているときだけマル,そうでなければバツ

とするような「正解語句の集合」を同定したい、と。

小学校先生も、そう考えているかどうかは、分かりません。ただ、全国学力調査の正解公表では、「解答類型」が表になっていて、解答に「◎(正答)」「○(準正答)」が添えられます(そういった記号がないのは誤答です)。

記事への反応 -
  • □×△と△×□,答えは同じだけど,意味は違う(2013年版) - わさっきとそのコメントに関する雑感。  そもそもだ、小学校から高校までの教科書において多くの場合特殊なルールが存...

    • 3×5 →×、5×3→○にする事を批判する理由が分からない 「正しい」と「正しくない」、「○」と「×」の違いについて、議論したところで、最終的には「誰かが決めること」でしょう...

    • ルールで決めて効率的に教えることができるなら、それはそれで良いのかもしれない、と思う。学年によって数式に対する認識が変わっていくというのも、そんなに不自然ではないだろ...

    • それは一重に文部科学省がそう定めているから。 掛け算の順序について言えば、文部科学省はそのようなものを定めていないよ

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