久米が入社した年のアナウンサー最終試験は、試験官の前に1台の赤電話が置かれ「赤電話を題材にして自由にしゃべって下さい」という課題だった。他の志望者は「さぁ、いま私の目の前に赤電話が置かれております」「ここから一体どのような人間ドラマが始まるのでしょうか」という実況型だったが、久米は赤電話を前に暫し黙考。十円玉を取り出し、その場から実家に電話をかけた。電話に出た母親と「もしもし母さん? いまTBSで入社試験を受けているんだけど……」と普通に会話をし、そのまま終了した。
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