2011-11-21

破滅的に幸福な僕の気分

試験のために必要な知識は抜け落ちている

過去問をといてもあまり解くことはできないだろう。

にもかかわらず僕は幸福な気分なのだ。

夜食べた喜多方ラーメンの、舌をしびれさせるような旨みや、

思い浮かぶ考えのふわふわとしたゆるやかな結びつきや、

これから書くであろう文章が流れていくさまを思い描いてる。

なんて素晴らしい気分だ!

これを肯定しないで人生にどんな意味がある?

だけど僕は、こうも思う。

それを得るために、ここに居続ける必要があるのか?

脅迫的な観念を捨て去ってしまってここにいられるのか。

それを深刻に問うわけではない。

心の表面をなぞるだけだ。

僕は破滅的な幸福の上に立っている。

僕は幸福であるがゆえに、現状を重要視していない。

その楽観は悲劇を生むのか、

それとも焦りを克服しただけなのか。

ぼくにはどうにもわからない。

この世には沢山の美しいものがあるのに

もしも僕がしがらみを全部捨てれたのなら。

そんな仮定に、あまり意味はないのかもしれない。

憂鬱も多幸感も、安定から僕を手放させる。

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