前の同居人には「いつか、自分と同じような立場の人をみかけたら、助けてやってね」と伝えてあった。
彼が働いているエリアには、彼同様に心が崖っぷちに立たされている人が沢山やってくる。
もちろん会った時の彼同様に、家が無い人もいるだろう。
こんな女たらしでどうしようもないパパなのに、お子さんたちはみんなパパが大好きのようだし、
思春期で悩む時期になったらば、家に呼んで泊まらせてあげるのもすばらしい。
彼女はできても、せめて一番下の子が20歳になるまでは、ひとり暮らしの家は確保するべきだ。
そんな話をしていたのだけれど、彼は結局新しい女性の家へ転がり込む生活に戻ってしまった。
まぁそれも人生だろうけれど。
彼のお子さん3人に幸あれと、願うばかりである。