なかなかどうして今自分が抜け出そうとしている地獄は大変な所で、そこは笑顔を浮かべていなければ息も出来ないような場所で、鬱屈した影がああ伸びてきたなと思われてしまえばすぐさま
足の裏から刈り取ることを強制されるような始末である。そこはある種、舞台でもあってそこからは
私のその様というか、必死な熱演にユーモアを感じる人たちに紛れて、鈍色の、私からしたら悪意とか敵意に思われるのだが
一体なんなのだろうか、とりあえず私が右だとしたらそれは左のようなもの、が口だけあって笑っていたり、あるいは目だけあって私から視線をはずしていたりするのがポツポツと見える。
すごく楽しそうにしているのが私にはたまらなくて、なんだか喜怒哀楽の楽の感情意外が一気に湧き出して、死んでしまいそうになり、しかしそれでも笑って踊れば、なんだか気が紛れるのである。
ああ終われ。