24歳。
横に並んでいた人は、先に進んでしまった。
どんな形であれ、名を残した人もいる。
国際的なコンペに入賞したり、世界的なプレイヤーになったり。
ベクトルが変われば何人も人を殺したり。
耳目を集める人が生まれ、ほめたたえたり、けなしたり。
僕はどちらにもいない。
誰にも知られずに、消化される。
還るのを知るのは、私だけ。
「そんなの、たいしたことないよ。取ったからってどうなるわけでもないし」
山の高みからかすかに聞こえる。
「俺だってやりたくてやったんじゃない。虐げられた苦しみを知って欲しかったんだ」
海の低みからかすかに聞こえる。
そうですか、それはよかったですね。
あなたの気持ちはどうでもいいんです。自分の問題なんです。
どうすれば世界に僕のことを知ってもらえるんですか。
場所を作ればいいんですか。
石に刻めばいいんですか。
概念になればいいんですか。
わかってます。
どれができても、どれをしても、僕には重荷なんです。
だから、ここにいます。
知りたい人は、きてください。
待ってます。
Permalink | 記事への反応(2) | 14:59
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フランツ・カフカを目指して生きたら少しは甲斐性があるんじゃないかな。 彼の残した作品の事ではなく、人間性としての意味で。 wikipediaに日本語でも詳細が細かく書かれているから一...
どういう生き方? 働きながら小説も書いて名を残したすごいひと に見える
こういう事を自分の名前で書けない時点で、世に名を残す才能は持ってないんだよ。 匿名のままで一体どうやって人に知られるつもりなんだい。
その理屈はおかしい。 加藤くんだって、2chで犯行予告をしてたじゃないか。