2011-02-02

研究活動において、他人の業績をうらやましがるのは自由だと思う

院生研究活動において、他人の業績を不当に低く評価したり、他人が言っていないことを言ったと言ったりすることは、ルール違反でできるだけ避けるべき事柄だ。たとえ過失だとしても、繰り返せばプロとして次はない。しかし、他人の業績を正当に評価した上で、感情的にうらやましがることは自由だと思う。同じように、他人の業績を正当に評価できていれば、感情的に妬んだり、すねたりすることすら、自由だと思う。

世の中には、他人の業績を素直に「うらやましがる」ことが出来ず、感情に押し流されて不当に低く評価してしまう人がとても多い。内容自体は面白い論文でも、他人の業績についての評価は、自分をよく見せようとするあまり「いやー、それはちょっと言い過ぎなんじゃない?」というようなことが関連研究に書いてあることが結構ある。それぐらいなら、素直に「うらやましい」という感情を表に出して、「うらやましー」「うらやましー」と、優秀な人を皆でうらやましがる方が、ずっと建設的なのではないかと思う。

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