2009-11-08

モテ側の人間に好かれることが良くある。

でも自分自身にそんなに価値があるとは思えないし、スタイル容姿いいわけでもないしさえない方だ。一緒に連れて歩いてて恥ずかしくないんだろうかとときどき思ったりする。個人的に頑張ってみるけど自分で見ていてもどうも空回っている気がしてしょうがない。彼ら特有の優しさでかわいいとは言ってくれるけれど、本心でないことはのちの経過をみると明らかだ。

たぶんきっとこれは甘いものの合間にしょっぱいものが欲しくなるような心理で、彼らにとって自分は箸やすめにすぎないのだろう。あるいはものめずらしさか。

その証拠に一定期間が過ぎると元カノとよりを戻したからと振られたり、連絡が取れなくなって自然消滅されたり、浮気をされたりなどあまり誠実でない別れ方をされる。恋人になる前にそうなることも多々。物珍しいだけで別に面白いものではないから飽きられたら捨てられるのだ。

もてたいわけでもない。他人に彼氏を見せびらかしたいとも思わない。相手がどちら側に属していようと構わないのだけれども、たとえば友人にどうしてこんな人と?と思われていても自分にとって大事な人であればそれでいい。どちらかというと自分しかわからないような優しさを持っている人が好きだが、そういう人はアプローチ時間がかかるし、向こうも臆病でなかなか煮え切らない。近づくと拒絶される。一歩進んで一歩下がり、また半歩進んで拒否されなければ一歩進み、そうやって気が遠くなるほどの忍耐の末に近づいていかなければならない。疲れる日もある。そういう時にわかりやすい優しさを差しだしてくれる人がいれば、つい振り向いてしまって、そして何度か痛い目にあった。

無駄経験値を重ねるのをしたいわけではない。いくつもの恋を渡り歩きたいわけではない。ただ、尊敬し安心できる相手とゆっくりと時間を重ねていきたいだけなのに、自分の忍耐力のなさのために培ってきた関係も壊して何をしているのだろうと泣きたくなる。

絶望的に向いていないんだろう。方向性もやり方も性格も好みも、自分の出している雰囲気も他人から見られている自分自身も何もかもが。

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