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生きてれば90過ぎの祖父母たち

父方の祖母は関西の裕福な家の3人娘の一人に生まれて、戦時中は田舎の親族宅に疎開していたそうだがその家でもお手伝いさんや子守がいて、健やかに過ごしていたそうで特に戦時中の思い出なんかもないようだった

祖父は田舎の農家の五男で、市場への納品の帰りに空襲に遭ったり、食生活にも苦労したそうで、現代の大根の葉や芋の茎なんかの節約レシピの類を嫌っていた

一方、母方の祖母は一家で満州に暮らしており、終戦後に帰国してからも苦労が多く、夫にも早くに先立たれ、孫から見てもいつも険しい顔をしていた

戦時中に子供だった人たちももう亡くなる世代なんだよな

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