2023-05-25

甲高の紳士靴は内羽根一択

紳士靴について「甲高は外羽根を履け」という安直なアレな。何となくイメージからまれた言説を再生産しているだけなのか、きつかったら緩めればいいからとりあえず買え、というプロ意識の欠如か、いずれにせよ幅狭甲高の俺からすれば間違ってるからやめて欲しい。

ネット記事を探しても、このことをきちんと捉えられているのは、

https://office-kabu.jp/shoes/how-to-choose-your-shoes/post-3282

これくらいじゃないかな。

羽根が勧められる根拠は、「調整しやすいから」だそうだ。逆に言えば、内羽根は調整しづらいのか?

かに、内羽根は最下部が閉じているから、調整シロがなさそうな感じがする。でもその最下部というのは、甲高の山の麓にあたる部分だ。まともに靴を買うなら、いわゆるボールジョイントという部分の幅をきっちり合わせて選ぶだろう?となれば、内羽根の先端が開かないことは大して問題にならない。紐を締める前から足が入らないような靴なら、そもそも履くなよ。

甲高が既成靴を履くとき、何がつらいって、足の甲の「角度」なんだよ。骨が出てて角度が合わないんだよ。

羽根靴は、確かに紐を緩めることで羽根をがばっと開くことができる、紐の締め具合によって羽根で包まれた甲の面の上げ下げはできる。だけどそれは面の平行移動であって、角度は変わらない。すると、甲高の一番出っ張っている骨のところに締め付けの負担が集中するから、結局そこがきりきり痛むわけ。

一方内羽根靴というのは、羽根の最下点を軸として甲の角度を変えることができる靴だ。内羽根と外羽根構造上の本質はここにある。だから、既成靴でもボールジョイントさえ合えば、あとは紐を緩めれば急角度な甲の立ち上がりにも対応できる。V字が開きすぎると見っともない、なんて言われるけどね。足の健康には代えられない。

から、甲高は内羽根を履け。足の甲をさすりながらサラリーマンやってたどり着いた結論でございました。

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