こういう話をする場がないのでちょっと語らせてくれ
当方は自治体に出向中の(元)国家公務員であり、今度の春には本省に戻る予定だという前提をまず頭に入れてほしい
さて、国家公務員の給料は給与法によって決まっているのだが、毎年夏ごろに人事院が出す人事院勧告によって額が変わるのはよくニュースにもなっているが、
この改訂が正式に決定されるのは、勧告を受けて給与法が改正された時点になる
地方公務員も同様で、地方の人事委員会が改訂の勧告を出し(とはいえ、ほとんどの場合は国の勧告をなぞる形になる)、それを受けて条例が改正される
ここで重要なことがあり、法/条例の改正のタイミングは例年だと秋~冬になるのだが、このとき「年度当初に遡って」給与の額が書き換えられる
このとき発生する、実際に支払われた額と改正後の額の差分は、普通は冬のボーナスで調整されることになる
ここからが本題なのだが、今年度はボーナス0.15ヵ月引き下げの勧告があったのだが、国は年度中の給与法の改正を見送った
そして、引き下げた差分は、特例的に、今年夏のボーナスで調整されることになっている
その一方で、ほとんどの自治体も同様に0.15ヵ月引き下げの勧告がなされたのだが、
私が在籍している自治体では条例が改正され、0.15ヶ月の引き下げが実施された
この結果、このタイミングで国に戻る私は、去年冬のボーナスと今年夏のボーナスとの2回で、0.15ヵ月の引き下げをくらうことに(おそらく)なってしまう
ああ、せつない
当然ながら、その差分は、私の後任者がまるまるもらえることになる
せつない