2021-12-18

私が子供の頃は東西どん兵衛は分断されていた。

今でこそ東西交流平和裏に行われていて

ときおり西どん兵衛が東で

どん兵衛が西で購入できるようになりました。

しかし、私の子供の頃は東西どん兵衛は完全に分断されていて鉄のカーテンによって遮られていたのです。

 

今でも修学旅行ときを思い出します。

当時、はじめて乗った新幹線に胸を高鳴らせながら車窓を眺めていると

関ヶ原を超える手前で一斉に憲兵さんが客室内に踏み込んできたのです。

貴様ら!どん兵衛を持ち込んでいないだろうな!荷物を開けろ!」

軍刀を片手にすごむ憲兵さん、それはそれは恐ろしかったです。

もしも万が一にも西のどん兵衛を東へ、東のどん兵衛を西へと

密輸入するところを発見されようものならどれだけひどい目に合ったのでしょう?

「こら、きさま今隠したのなんだ!?

クラスよっちゃん乱暴されています

まさか!?

あれほど担任先生どん兵衛の持ち込みを禁じていたというのに

まさか持ってきてしまったの?

緊迫した時間が流れました。

「なんだ、赤いきつねではないか馬鹿者!」

そのあとこっぴどく先生よっちゃんは怒られていましたが

どん兵衛ではなかったので何とか罪に問われることはありませんでした。

 

そういった思い出に浸りながら

今、西のどん兵衛を食べております

どん兵衛平和を味わいながら。

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