2021-05-17

音楽コンクールの録音審査対応で食い扶持を稼ぐ音楽業界

今年もコロナ対応であちこち音楽コンクールが「録音審査」になりそうだ。

去年は吹奏楽管弦楽合唱アンサンブルなどありとあらゆるコンクールが録音審査になったが、その影響で録音・編集特需が起き、コロナで大打撃を受けた音楽業界の貴重な食い扶持として機能した。

具体的にはパート人ごと単独で録音し、それらを繋ぎ合わせ、細かい音程や音量や音質をレコーディングエンジニア側で調整し、あたかも1つの録音作品として作ることだ。

合奏を録音するのではなく、合奏を作り上げるのだ。

コンクールには審査規定で「一発録りで、無編集なこと」というのがあるが、機能していない。何千何百とあるコンクール参加団体全ての録音に立ち入ることは物理的に無理だからだ。

そのため、金がある学校や団体は、そのツテをたどって芸能事務所音楽会社にコンクール対応を依頼する。もちろん箝口令は全方位的に敷いている。

◯◯コンクールは、コロナ禍によってレコーディングコンクールと化してしまった。

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