多分バンクーバーのころはそれほど思っていなかったのだけれど、今大会だとかなりはっきりしてきたのが、解説者の予測がほぼ100%的中すること。
これは日本チームの作戦だけでなく、相手チームの作戦についても、解説者が「7時方向の石にぴったりつけてくる筈」とか「ガードを崩しにきますよね」とか言ってると、だいたいその通りに投げてくる。
これってつまり、戦略にはあんまり多様性がない、っていうことなんじゃないのかな。盤面の石の配置が決まるとほぼ自動的に次に取るべき作戦がきまってしまうということは。
よくカーリングが「ベストメンバーの日本代表」ではなくて「チーム○○」として出ていることについて、「チームワークが重要だから」という理由で説明されているのだけれど、戦略がある程度パターン化というか集約されてきている状況だと、それぞれの役割でのベストメンバーを集めて各人の役割としてベストを尽くせばいい、という方向にこれからなっていくのではないかという気もする。
そういう試合も見てみたいけれど。
戦略面ではそうだが、たとえば、より理想の物理的な挙動に近いビリヤードゲームならまだしも、 カーリングは氷の状況が、シートによっても、時間によっても変わる。 ショットを投げ...
1投する20秒位の間にメンバー4人が凝縮したコミュニケーションで正確に同調して作戦を遂行しなくちゃ行けないのでしょう メンバーを固定して練度を上げる必要があるんじゃないかな