あきちゃんは近所の友達で、小学校2~6年生のころ仲良しだった。
私は好きな男の子の話とかしたけど、あきちゃんは自分が誰を好きか言わなかった。
あきちゃんは口が悪くて、私が好きだった藤井君のことを「気持ち悪ーい」と言った。
藤井君はやさ男で、色が白くて、ひょろっと背が高かった。
藤井君が「ゲロ」並に気持ちが悪いから、ということらしかった。
ねえねえ、「ゲロ」の家、わかったよ! 高校生の姉ちゃんがいるみたいよ!
私とあきちゃんは学校の帰り、遠回りをして「ゲロ」藤井君の家の近くで張り込みをした。
お母さんは奥様ってかんじで、高校生のお姉さんはきれいだった。
あれから一度も話していない。
あきちゃんってゲロマブだなぁ~