2014-06-27

だんだん何かがすり切れてくる

インターネット上で活動していると、だんだん「顔は見たことないけどなんとなく仲の良い人」というのができてくる。自分がなにかアクションを起こすと彼らはたいていなんらかのアクションを返してくれたりする。で、こういうのが元でだんだんかまってちゃん」になっていったりするみたいなことが多い気がする。Twitter でなんか思わせぶりなツイートをしてまわりの人が「○○さん大丈夫なのかな、心配だな」って言ってもらう快感とか、そういうの。

そういう感じで活動してると、どんどん感情インターネットによって加速していって、躁鬱が激しくなる。その波に飲まれてアカウントを消すみたいなひともたくさんいると思う。そういうのを繰り返していくうちに、だんだん何かがすり切れてくる。緊張してた糸みたいなものがすり切れてしまって、コミュニケーションで感じる痛みとか快感とかにどんどん鈍くなって行く。あるいは、そういう感情との距離の取り方をわかってくる。そうすると、かまってちゃんみたいな行動もしなくなるし、ある意味それって「上手にインターネット上の他人とつきあえるようになっていく」ってことでもあるんだけど、そこには以前あった「生っぽい感情」みたいなものはなくなっている。みたいなね。

まあ、わたしがそういう感じの推移をたどった、というだけの話なので、一般化はできないのかもしれない。でも、たぶん、わたしはもう二度とインターネットであのひりひりと焼け付くような感情になることはないんだろう。多分、いいことなんだと思う。あんなふうに不安定になっても何も得することなんてないし。けど、すり切れて行ったものに対して、少しだけセンチメンタルになることもある。それが今。なので書いた。おしまい最近netcraft さんを見てたらなんか書きたくなったんだよ。

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