2014-01-14

未だに不思議な事

まり無い事だが誰に話す事もないのでここに書いておく。

二ヶ月くらい前か。

一人暮らしなのに、普通に部屋の布団で寝てていきなり顔面結構な量の水ぶっかけられて目を覚ました事がある。

ハァ? と思って顔を拭うとどうやら唾液っぽい。

その時もきっちり掛け布団二枚かけて仰向けで寝てたから、落下してきたであろう場所を見るけど当然誰も居ない。うっかり点けっ放しで寝てしまった蛍光灯があるだけ。

首をめぐらせても誰もいない。誰かが移動した気配もない。

手で拭った唾液をよく確認したが透明で粘度もなく、やはり見慣れた唾液にしか見えない。にしては少し冷たいのが気になったくらいか。

それなりの高さから降ってきたものらしくて、唇の上と頬の辺りに二回に分けて命中して、ピシャッとか存外しっかりした音を立ててた。

意味が分からないので、寝相で近くに置いてあったマグでも倒したかと確認するがそれもなし。

で、神経質な人なら家捜しを始めるところなんだろうが、不可解さより眠気の方が勝ったのでそのまま寝た。また蛍光灯消し忘れた。

出勤後に仕事しながら振り返ってみたのだが、その時口の中は乾いていて、自分で唾液を直上に吐き出して命中させたとは思えなかった。

唾液の味は個人差が個性のごとくは出ないし、自分のものとも他人のものとも判別はつかない。

自分のものだったとしても、降ってくるまでの間にあそこまで冷えるだろうかという疑問もある。なんだかやけに量も多かったし。

咳とかくしゃみを直上に吹き上げたにしても、降ってきたのが大量の唾液だけだったというのがおかしからやはり違うだろう。散らばるし。

誰の唾液だ。

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