美しいものに限らず、楽しいもの、嫌らしいもの、何でもいいけれど、形容詞で表すことのできる多種多様なものどもを受け入れられる態度って素敵だと思う。
意味が分からなくても、価値が分からなくても、取り敢えず特定の形で成り立っている物事や出来事や関係性なんかを受け入れてみる。受け入れてから批判なり肯定なりすればいいと思う。
個人的に拒絶って拙い行いだと思う。拒絶してしまう人がいることや、拒絶してしまう対象があることは受け入れるけれど、そういった否定がありうることが少し悲しい。
食わず嫌いだとか偏見持ちだとか、理解出来ないからや理解したくないからって否定するのは、勿体無いことだと思う。
無論、否定と云う行為はその人にとっての社会観を形成する大切な境界線を引く作業に他ならないのだけれど、小さな領域を囲う図形を描いたって勿体無いような気がする。
まあ、その領域内での物事は大いに煮詰まるのだろうけれども。
でも、漠と広がった領域内で薄味の世界観に浸るのもまたいいのではないかなあと思うわけで。
意地の悪い優越感ゲームのような物言いだけれど、受容性だとか許容性って大切にしたいなあと感じるのです。
需要とか許容ばかりしていても駄目だけれどね。
つまりは、みんな違ってみんないいってことなんだな、きっと。