2011-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20110423130901

マルクス政権をとった後のことはあまり具体的なビジョンを示していないが、歴史をみれば、確実に暴力のツケがやってくることがわかる。

プロレタリアート権力を奪取する手段として暴力は便利この上ないのだがポルノ並みの中毒性がある諸刃の剣でもある。暴力革命を成し遂げた政権がその後に示す暴力性は凄まじいし反動勢力も含めて人民全体に暴力癖がしみついてしまう。中国を例にとると、偉大なマルクス主義者の毛沢東晩年文化大革命などで大荒れだったし、鄧小平も結局戦車でカタをつけた。最近では反政府側のチベット暴動なんかも然り。(中国についてはもともと暴力革命伝統があるので、鶏が先か卵が先かの論かもしれないが。)まさに「剣をとる者は剣によって滅ぶ」ということであろう。元増田のいう「誤り」がどういうことを指すかはわからないが、臨床的観点から副作用がきつ過ぎる故まず採用しないのが賢明であろうとは言えると思う。

P.S. 話は別だが労働者一般人に置き換えてはならない。マルクス主義が骨抜きになってしまう。

記事への反応 -
  • マルクスの演説 新しい労働の組織をうちたてるためには、労働者はやがては政治権力をにぎらなければならないが、われわれは、この目標に到達するための手段はどこでも同一だと主...

    • マルクスは政権をとった後のことはあまり具体的なビジョンを示していないが、歴史をみれば、確実に暴力のツケがやってくることがわかる。 プロレタリアートが権力を奪取する手段と...

    • それを許す論理で行くと要するに 勝つのは合理的なシステムの提唱者ではなく 暴力や戦争で強い者達なんだが本当にそれでいいのか? 近代以降に暴力革命やクーデターから政権が樹...

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