2010-11-13

行方不明RT拡散について思うところ

行方不明RT拡散がまた広がっているようです……

行方不明になってしまった人をなんとか探してやりたいっていう善意の気持ちはわかります。

  

しかし、行方不明RT拡散。これにはデメリットも多いと思うのです。

  

デメリットその1

一度行ったPOSTは二度と編集することができません。

たとえばもし電話番号を間違えていて他の人にかかってしまうような場合や見つかった場合でも。

ずっと常にRTし続けられたPOST編集しようと思っても発言者の意思では行うことができません。

これは「拡大すればするほど」です。

噂話の伝言ゲーム状態になり、せっかくの情報がうずもれてしまう可能性もあります。

  

デメリットその2

まずはこちらを

恋人捜して」 ツイッターの捜索願で騒動 警察は困惑(web魚拓

http://megalodon.jp/2010-0212-2124-44/www.asahi.com/national/update/0212/NGY201002120003.html

実際にあった例なんですけども。

行方不明者をRTで捜索願い出したところ地元警察署には、電話が昼夜を問わず殺到。警察が困惑したという話。

しかも、電話の内容は真偽を確かめるもの。

これじゃあ単に迷惑をかけ、捜査邪魔をするだけになってしまいます。

また、電話番号を書いていた場合それにいたずら電話をする心無いものを呼び寄せてしまう場合もあります。

  

デメリットその3

母校の大先輩を批判するのも気が引けるがそのツイートはちょっと。

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20100529/1275165438

≫結果的に、孫氏の知名度・フォロワー数の多さも手伝って、すでに兄の死を確認したkoji_toku氏のもとへ「無事祈ります」という孫氏の言葉が数十回押し寄せるという、皮肉と言うにはなんとも痛ましい事態になったのだ。≪

↑上記記事より引用

こんな事例も起きてしまっています。

つまり、解決している(よくても悪くても)のにも関わらず、発信者にRTが届いてしまうという状況。

これはデメリット1にも通じるのですが、RTをするだけしておいて、その後の状況には無関心という人もいるということです。

まぁ、でも人間そんなもんです。街角事故を見かけても「あぁ……大丈夫かな?心配だなぁ」と思いつつも次の瞬間には「今日の晩御飯何かなー?」とか考えます。

Twitterは即時性の高いツールです。このふとした瞬間の考えという特性は強まっているものだと思います。

いったい、何人いるんでしょうかね?行方不明RTをまわした人の中で最後までその動向を見守り続けた人っていうのは。

また、非公式RTには古い情報だとしても、ポストしてしまえばそれが古い情報なのか?最新情報なのかそのポストだけを見たところではわからない。という問題もあります。

  

最後に。

じゅあ、行方不明RT拡散が悪いことなのか?と言われるとそうではないと思います。

ただ、やり方を少し変えてもいいんじゃないのかなぁ?と。

少なくとも今の1つのポスト拡散希望などと書いて特徴を書くという形式ではなく、それこそ無料ブログを特別対策委員会のように用いるなどして。

Twitterを用いている人ならばブログを作ることも簡単でしょ?捨てブログでもなんでもいいんです。

そのURL拡散希望のpostの中に入れ込む。

すると、後から最新情報などをRTで出回っているものに入れ込むことができる。

テンプレとしては

拡散希望 何年何月何日からどこどこの●●君が行方不明です!情報を求めています。情報や最新情報はこちらで→URL」 みたいな。

まぁ、このやり方もどっかおかしなところがあるでしょうし、たぶんこのやり方よりもうまい方法はあると思います。

しかし、現状のやり方は問題点が多すぎると個人的に感じています。

行方不明の方を本当に救いたいのならば、もうちょっと考えてみてはいかがでしょうか?

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