2010-07-13

絶対可憐チルドレンへの不満

マジでチラ裏2chには普段書かないので(読んでもいない)、ここで。

チルドレンが中学生になってから、やけに薫に光が当たりすぎてない? あれ、バランス悪いな、と思う。薫があれだけ複雑な想いを抱えておきながら、残りの二人は何も考えてないなんて、ちょっと無邪気に過ぎなくない? 中学生にもなれば大体友達との関係にも変化があるはずで、それを薫だけが経験しているなんて、普通はおかしい。紫穂なんかは、周囲の空気の変化に一番敏いはずなのに、薫の変化に気付かないはずはないし、そうであるが故に思う事もあっていいはず。葵だって、一度過去にぶちまけたように、自分の役割に不満と責任を感じてみてもいい。いっつも薫が事件を締める事に抵抗してみせるとか。

GS美神の時がそうだったのだけど、いざとなると全部美神が持っていってしまうというか、とても大味な感じの話ばかりになってしまった。エミや冥子が表に出てくる話もあって良かったはずだけど、全部美神の話にされてしまう。彼の師匠たる高橋留美子はそうじゃなかった。うる星だと、ラムとあたる以外のキャラが真ん中に出てくる事は何度もあった。だから、「箱庭ドタバタ」作品として、各キャラに魅力が出てきた。めぞんだって、三鷹人生についてもきちんとケリをつけさせた。今のチルドレンだと、残りの二人が「薫の引き立て役」みたいになっちゃう。別に難しく考えなくて、各人一度でいいから、心情変化を描く回を含めれば、作品として自然とそういう流れが出来るはずなので、そういうことをやってくれると、いい作品になると思うんだよね。単なる物語上の単独任務じゃなくて、今の薫を描くのと同じくらいの心情を書けばそれで十分。「薫に対する想い」じゃなくて、「自分、または周囲への違和感」ね。

(そういえば、紫穂と賢木の件も出てきているけど、まだ盛り上がってないしね)

ただ、漫画家としてあえてやってないという可能性もある。一度それをすると、今後の物語の複雑度があがってしまうから。椎名ではなくて、小学館担当が止めている可能性もある。一度ジパングで各キャラの心情をきちんとかき分けて、結局読者のついていけない物語になってしまったところがあるしね。でも、せっかく各キャラがそれなりに際立っている作品で、人気も出ているのだから、今ならやってもいいんではないかな。いくら「皆本と薫の物語」が終着点であるとはいえ、もったいな過ぎる。ファンとして、葵と紫穂にも十分な人生を送ってほしいのよ。

というわけで、まずは皆本の家を引っ越しさせて、三人に個室を与えてあげてください(w 女子中学生三人がひとつの布団で寝ているなんて、そんなエロい...じゃなかった、窮屈な状態は改善した方が各人のメンタルヘルスにいいと思います。


マンガ一つでムキになってんだ、という気も自分でしているけど、どうせなので、ぶちまけさせてもらった。興味あるなら、椎名Twitterアカウントにでも送ってあげてくれ。自分で送る勇気はない。

ではではー。

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