2010-06-22

物語を楽しむのに小賢しく考えなくてもいいよね

昔のブクマ漁ってたらこんなのがあって、最近まおゆう関連の話題に共通するものがあったのでなんとなく。

そりゃ、どう思った?って聞いたら「リアルだ」「感動した」って言うよな。子どもだもん。

http://anond.hatelabo.jp/20070812200016

今更だけど、まおゆう関連のエントリーはなんで批判的なものが目立ったんだろう。

現実ではどうとか、あれをリアルだと思う奴はどうとか、どうでもいい気がするのだけど。

小学校の頃、歴史漫画とか好きじゃなかった?

漫画だったからっていうのはあるだろうけど、図書館授業では皆そういう本に我先に飛びついていってた記憶がある。

あれと同じ類じゃなかろうか。

過去の記録をネタに分かりやすく取り入れて話が作られているという、ただそれだけでしかないのに、実際の話との差を、理屈をこねこねして批判的なことを書き連ねているほうがよっぽどリアルとの区別できていないようにしか見えなかった。

創作お話として面白かったかどうかが全てであって、ネタとして使われた内容のリアルさなんてどうでもいいんだよね。

そこで仕入れた知識を鵜呑みにして語る人間がいたとき、そこで初めて「その人間が」問題となる場合があるのであって、物語そのものとは全く関係のないところのはずなのに。


確かに信者化してリアルリアルだと並べる面子はいたし、それが鬱陶しく感じたり一言言ってやりたいというのは分からなくもないのだけど、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、作品まで「リアルさ」がどうのとダメ出ししてるエントリーを書いていた人は、自分信者化して絶賛している人間の逆、アンチ化してヘイトスピーチしてる人間だという、同じことをしている意識エントリーを書いてて(書いた後に)なかったんだろうか。

使われているネタを含め、あれを楽しめたという人は、(作者が意図したかどうかは知らないけど)作品のターゲット層の人だったんだろうし、使われてるネタ現実との差が気になって楽しめなかったという人は、ターゲット層からずれていたというだけの人。

自分ターゲット層から外れていたという前提を端から無視して(もしくは考えもせず)批評という薄っぺらな皮を被り、自分の気に食わない部分があると文句を言っていただけにしか見えなかった。


面白い面白いと入っていた人には、面白いお話に出会えてよかったね、で済んでしまうんだけど。

長々と書いたけど、「使われているネタ鵜呑みにして、それによって何かトラブルが起きるとしても当人の責任の範疇。面白かったと言っている人間に『実際は違うからな、あれをリアルとか思ってんじゃねーぞ』と水を差すのは無粋」「現実との差をポイントに作品批判してる人間は何かを勘違いしている」ってことで。

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん