かあさんへ
もう私を結婚させようとするのはやめてください。孫はあきらめてください。
私は既に34歳です。まだまだ大丈夫とおっしゃいますが、私のような内面に子供っぽさを抱え自己の肯定もできない人間は到底恋愛や結婚などできようもありません。
なぜなら相手に要求するものが異常に大きいくせに自己の提供するものがないからです。
なぜこのような人間になってしまったのかはわかりません。わからないから、どう修正したり治療して良いかもわかりません。
それでも昔はかあさんの期待に応えようと無理を重ねてきました。
いとこの子が中学受験をすると聞けば私も進学塾に通うようになりました。いとこは大学までエスカレーター式のすごい学校に入りましたが、私はその第一希望には落ち、ただの中高一貫に入ってあなたを落胆させました。私の心は既にここで1回折れました。
ただの中高一貫と言ったら母校が怒るかもしれません。当時東大に30人規模で合格させていましたから。早慶は100人規模でしたか。でも、そんな高校から私が受かったのは第4希望のただの地方国立大学で、先生から「本当に受かったの?でも本当に行くの?浪人しないの?」と言われるほどの劣等生でした。下から30番ぐらいでしたね学年で。心がもう一回折れたときでした。
大学生活が始まってしばらく、私はもう疲れ切っていて、何度も留年しました。でもかあさん、その間は弟にかかりきりであまり干渉してきませんでしたね?それとも2回も大失敗した子はどうでもよかったのですか?
なんとなく生活して、なんとなく研究室に住んで、なんとなく修士に行って、なんとなく論文を投稿して、なんとなく学校推薦の面接に行って、なんとなく1部上場企業に就職したら割と失敗でした。子会社に出向名目でとばされて、でも本社の人事部は子会社での採用でしょという態度をとりました。出向者まとめて捨てられたのですね。
明らかに数年でなくなりそうな会社だったので(数年ではなかったですが実際に来年あたり無くなるそうです)、そこで小学生以来の頑張りを発揮してようやく中小企業ですけれども自分が仕事に興味を持てて頑張ることのできる会社に移ったではないですか。なぜ不満そうなのですか。会社の名前の方が子供の将来のキャリアより大切なのですか。
そうしたら今度は孫がみたい孫がみたいとおっしゃる。
あのですね、もう私充分かあさんの言うとおりにしてきたではないですか。日常生活のああしろこうしろという指示を素直に聞き、進路だってそれはお望み通りとはいきませんでしたが、志望校のリストを作る段階でどんなに編集が入った事やら?情報系に進みたかったのに、あっちには凄い子ばっかりなんだからあんたには向いてない、なんて片っ端から削られたこともありました。意味がわからないですが、従ったではないですか。
私の20代前半はそんな疲労から回復するためだけに費やされました。やっと自分の人生になったという安堵でいっぱいで、愛だとか恋だとかが割り込む隙間はなかったのです。20代後半は失敗した就職からの回復しか考えていませんでしたし。
私は健全な恋愛観をはぐくむべき年齢にかあさんのロボットとして過ごしたからか、まだ1度も人を好きになったことがないからか、異性に対する要求がひどいのです。条件を羅列していったらそれは神様みたいなひとになってしまいます。
そりゃここ何年かちょっとは頑張りましたよ。かあさんがやいのやいの催促するから。でも、勉強や仕事と違って、恋愛感情をかきたてるなんてどうしたらよいのか全くわかりません。
私は同性も異性も好きになれません。というより、自分を含めて人類の誰も好きになったことがありません。かあさんのことも好きではありません。結婚できて子供ができたとして、多分その子供も好きになれないのではないかと思います。
自分も誰も好きでないのに、結婚なんて。できるわけがないです。
もう私を結婚させようとするのはやめてください。孫はあきらめてください。
かあさんのいいなりになって生活するのは、大層つらいのです。
34にもなってこんな事言っている人は確かに結婚しない方がいいかも。
母親の言いつけに粛々と従ってきたことと、恋愛が出来なかった事は、多分関係ない気がする。
そうじゃなくって、 「かあさんのいいつけに従ってきた」自分に「いいつける」のに、30過ぎて恋愛だ結婚だ、は遅すぎる 恋愛だ結婚だ子供だという「いいつけ」は、これまでこれだ...
そうかー。
お疲れ様です・・・。本当お疲れ様です・・・。 元増田はきっともう十分我慢したと思うし、誰にも指図なんか受ける必要は無いよ。 あとはゆっくり、自分の願うとおりに暮らしてもい...
20年前にちゃんと反抗期が来てれば良かったのにね。
母親以外のご主人さまを見つければいいんだよ。
プライドが高いな。 こだわるのも人生。こだわらないのも人生。 お好きにどうぞ。
すげえええ! これほど嫌いな母親なのに、連絡を取り続けているなんて偉いねぇ。 小言も顔を合わさなければ言われないよ。 たまにはのんびり一人で年末を過ごしてごらんよ!
いまさら元増田なんですが、いつの間に私は女性ということになったのでしょう。私は男性です。これぞ本当に女々しい奴ということなのですね。 それにしてもトラックバックとブック...