2009-01-18

http://anond.hatelabo.jp/20090118064701

横から補足。

アメリカの理工系大学院Ph.Dコース(修士博士課程5年間)を合格すると、学費全額免除+TARAをやるってことで生活費支給がつきます。人文系はちょっとわかりません。地域によって違うんだけど、TA/RA物価が高い地域の場合、えーと、私のいる大学だと月に1900ドルぐらい出ます。そこから家賃光熱費を引いても手元に毎月700、800ドルぐらいは残るので、贅沢しないで地味に暮らすことはできます。

修士課程だけで出願した場合、良くて2年間学費半額免除、TAが2年間。全く何も免除がつかない場合もあります。ただ、入学してから成績がよかったり、RAのツテがみつかれば2年間のうち、1年間だけ学費全額免除、生活費支給になったりします。どっちにしても、誰か※がサポートしてくれるもので、学費は全額払うものじゃないって感覚

アメリカ大学院にいるとネックなのはキャリアフォーラムとか、結構就職活動の手段が限られること、インターネット情報集めても、日本の雰囲気がわからなくなること、さすがに2年間とかこっちにいると、やっぱり合理的すぎるアメリカ人感覚がはいってしまうこと。

私はアメリカにきてよかったと思ってるし、自分より優秀な日本にいる学生はいっぱいいるし、彼らはもっとアメリカ大学院に行ったらいいんじゃないかなあとも思うので、あえてこちらでの待遇について丁寧に書いてみました。

※誤解があるといけないので追記。ここで言う「誰か」に親、親族は入りません。誰か、というのは返済義務がない奨学金だったり、RAをくれる研究資金を持った教授のことです。アメリカでは、学費は自分で確保するもの、という思想日本よりも強いので、「将来有望な自分投資してください」と自分から奨学金をどんどんとりにいきます。ただ、アメリカ国籍がない場合、応募できるアメリカ国内の奨学金がすごく限られます。留学生である日本人の場合はRAを探すか、ごく限られた奨学金に応募するのが一般的です。

記事への反応 -
  • http://anond.hatelabo.jp/20090117074753 大学院で学費や生活費を自腹で払う方がおかしい。金がなくてもやる気があって英語ができるならアメリカの大学院にいけ。理系の博士課程なら一文無しで...

    • アメリカの大学は自腹だと高いよねー…奨学金とってを付け加えないと…

      • アメリカの大学院に合格=奨学金(学費+生活費)が普通です。学校や学部によってはTAやRAを要求されるが。

        • 横から補足。 アメリカの大学院でPh.Dコース(修士+博士課程5年間分)を合格すると、学費全額免除+TAかRAをやるってことで生活費支給がデフォルト。地域によって違うんだけど、TA/RA...

          • TA/RA は全員はもらえないでしょ?一応優秀じゃないと。 おれのまわりでは、一年目(つまり合格時)は半分ぐらいしかもらってないようなかんじだった。 しかも給料は はたったの $1300!...

          • http://anond.hatelabo.jp/20090118083238 を書いた増田です。 もらえる生活費の額は、地域とその大学によると思います。TA/RAは、確かに全員もらえるわけじゃないです。ただ、やっぱりPh.Dコース...

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