サウンドカード買ってるユーザーは難しいこと知ってるしやってるだろうからスルーしてね。
対象はとりあえず要るからと安いデスクトップパソコン買った人。今使ってるパソコンのスピーカーと前に使ってた古いものとかダブったりするでしょ。それを使ってサラウンドにしよう。
人間の耳は2つしかないから空間での音源位置の特定ってできないと思うんだけどなぜかできるらしい。だからスピーカーも2つだけじゃなくて3個以上使って空間上に音源を再現しましょうってこと。だからサラウンドに対応したソースを使うと自分の頭の周りをギュンギュン飛んでるような映画館みたいな音響が実現できる。
それから2つのスピーカーでも高そうなデカイ奴で大きい音を鳴らすと良い音に聞こえるでしょ。なんだか音に包まれてるような。これって大きい音が後ろの壁に跳ね返って聞こえてるからなんだって。でも大きな音を鳴らすと近所迷惑だし安物スピーカーだと音が割れたりするよね。だから反射音もスピーカーで再生すれば簡単じゃねってのもあるんだよ。
そんな具合に前だけでなく後ろにもスピーカーを増設するのが今回の目的。
まずパソコンに三色の音声端子が付いているか見てほしい。緑(ヘッドフォン)、水色(ライン入力)、ピンク(マイク)だ。あればソフトウェアの確認へ。コントロールパネルから「SoundMax」か「Realtek HDオーディオ設定」を開く。これは一般的なサウンドチップの設定ソフトで安いパソコンなら大抵この二つのどちらかがある。他の場合も同様の設定ソフトがあればできるかもしれない。
恐ろしいことに上のソフトの設定だけでピンジャックの属性が切り替わる。水色の「ライン入力」が「リアスピーカー出力」と入出力が逆になってしまう。いいのかなあ…。
緑のジャックには今までどおり前に置くスピーカーを繋いで、水色のジャックに自分の後ろに置くリアスピーカーを繋ごう。
後ろ側は向って左右が逆になるから(ディスプレイに向いた状態でそのママ)設置に注意。
ここが一番の手間。サラウンドが上手く効果をするようにバランスを調整する。
フロント側は大きく、後ろ側はやや小さく。でもリアスピーカの音量が小さすぎると立体感が乏しくなるし大きすぎるとフワフワした感じになる。
後述のサラウンドソースを使って一番良さそうなところを探そう。1つのソースでは良くても他のものではバランスが悪かったりするのでいくつか聞きながら試した方がいい。
それから念の為に左右が入れ替わらずにきちんと左右で聞こえているか確認も。
今のところDVD映画以外に5.1chのソースは思いのほか多くない。パソコンで映画なんか見ないからメリット無いよって?でもそうでもないんだな。最大のメリットは音場が簡単に立体的になること。飛行機が周りをブンブン飛ぶような音響でなくとも最初に言ったようにデカいスピーカでガンガン鳴らすような効果が多少はある。だからMP3鳴らすだけでも結構よく鳴ってくれるよ。
それからセンタースピーカーとウーファーのある5.1chとか6chは省いたけど上の作業をやれば増設は簡単に分かるはず。
じゃああとは下付録のハイビジョンサラウンド動画でも楽しんでください。
WindowsMediaVideo9 HDコンテンツショーケース
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/musicandvideo/hdvideo/contentshowcase.aspx